幻影博覧会(げんえいはくらんかい)
作品の良い点
- 大正レトロの探偵ものという舞台設定や雰囲気が良い
- 現代推理物漫画で出尽くしたワンパターンの型に留まっていない点が良かった
- 助手のミステリアスな少女の存在の描き方が上手
- それぞれの事件の背景は良く練られている
- 作画が綺麗で安定している。作者のたまに出る粗さもなかった
- 事件の謎だけでなく作品の中核としてヒロイン真夜の存在があったのが良かった
- コーヒーを飲む描写が本当に美味しそう
作品の悪い点
- 少年漫画の探偵もののような派手さを求める層には合わない
- 探偵の主人公より助手の方が活躍している
- 数話でミステリーを終わらせる展開などには無理矢理感がいなめない。ドラマ性が多少薄い
- 会話劇に重点を置きすぎた
- 構想の割合に対し、話数が少ないせいで、せっかくのネタが生かし切れていない感があった
- 起伏のある盛り上がりでメリハリがもっとあればよかったかも
作者:冬目景 |
出版社:幻冬舎 |
掲載雑誌:ビィストリート → コミックバース |
連載開始:2000年連載開始 |
連載終了:2011年連載終了 |
巻数(全巻):全4巻(4巻~5巻) |
ジャンル:探偵, タイムトラベル, ミステリー, 大正・昭和時代 |
あらすじ:
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