人魚シリーズ
作品の良い点
- コンパクトに纏まった良いストーリー
- ダークでホラーな雰囲気が良い
- 命の意味や生き死にについて考えさせられる
- 従来の高橋留美子作品にはあまりなかった、絶望的なまでの暗さ・重さが良かった
- とても印象に残るセリフやシーンが多くある
作品の悪い点
- グロシーン多数
- とても重く、後味の悪い話も多くある
作者:高橋留美子 |
出版社:小学館 |
掲載雑誌:週刊少年サンデー |
連載開始:1984年連載開始 |
連載終了:1994年連載終了 |
巻数(全巻):全3巻『人魚の森』『人魚の傷』『夜叉の瞳』(2巻~3巻)
全2巻(るーみっくわーるど すぺしゃる) |
ジャンル:ダークファンタジー、サスペンス |
あらすじ:
現代より約500年前。漁師の湧太は仲間と共に浜に流れ着いた人魚の肉を面白半分に食べてしまう。すると仲間は次々に死んでいき、湧太だけが生き残り、不老不死の体となってしまった。
不老不死の妙薬と呼ばれる人魚の肉。それは力が強すぎるために、普通の人間にとっては猛毒であり、死ぬか、“なりそこない”と呼ばれる化け物に変わる。それに耐え切り不老不死を得ることができる者は、数百年に一人。湧太がその一人の人間であった。そのために湧太は、人と交われぬ永遠の孤独をその身に背負うことになる。親しいものは皆死に絶え、永遠の時を生きなければならない。いつしか湧太は元の人間に戻ることを切望するようになる。
元の人間に戻るためには人魚に会うこと、「人魚に会えば何とかなる」と聞かされた湧太は人魚を探す旅を続けることになった。戦国、江戸、明治、大正、昭和。数多き時代を流れ生きる湧太だったが、ある日ついに人魚の里を見つけ出す。
湧太がそこで出会ったのは、囚われの身の少女・真魚であった。彼女は人魚の里の陰謀により人魚の肉を食べさせられて不老不死になった人間だった。
「元の人間に戻る方法は無い」と言い渡された湧太は、助け出した真魚と共に旅に出る。その永遠の旅の中、彼らは「人魚の伝説」に翻弄される人々の悲哀を見続ける。
Wikipedia参照
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