王狼伝
作品の良い点
- 三浦建太郎の初期作品
- キャラの丁寧な描き分けに好感が持てる
- 初期から画力が高い
原作:武論尊 × 作画:三浦建太郎 |
出版社:白泉社 |
掲載雑誌:月刊アニマルハウス |
連載開始:1989年連載開始 |
連載終了:1990年連載終了 |
巻数(全巻):全1巻(単巻) |
ジャンル:タイムトラベル |
あらすじ:
白泉社文庫から『王狼』、『王狼伝』を合本し、『王狼伝』として文庫版が全1巻として発売される。
消息を絶った婚約者の伊波健吾を探しにシルクロードに訪れた京子は、謎の黒雲に巻き込まれ、時の壁を越えて13世紀のモンゴルにタイムスリップしてしまう。そこで京子は剣闘奴隷として生き抜いてきた健吾と再会する。しかし、街を治めるモンゴルの将軍によって健吾は戦場に送り出されてしまう。戦場も生き抜き、将軍を倒して京子を取り戻した健吾であったが、モンゴルの大軍に取り囲まれてしまう。モンゴル軍を率いる王ジンギス・カンは実は源義経であった。ジンギス・カンによって健吾は将軍の地位が与えられ右腕として目覚しい活躍をみせる。
やがて、健吾と京子との間に男の子が生まれた。義経=ジンギス・カンはその子供を奪い自分の跡取りにしようとし、健吾と義経は対決する。健吾は辛くも勝利し、上空には京子をタイムスリップさせた謎の黒雲も再現し、親子3人で現代社会に帰ろうとする。しかし、義経は健吾を13世紀に留めるために自害する。史実ではジンギス・カンが死ぬのは14年後。健吾は歴史の流れを正すために京子だけを現代社会へ返し、息子にフビライと名付け[2]、義経に代わってジンギス・カンとして生きることを選んだ。(ここまで『王狼』)
弁慶が師となりたくましく成長した息子のフビライ、幼いながらも叡智に優れるリッショウも仲間に加わり、健吾はジンギス・カンとして大陸全土を次々に制圧していった。
ジンギス・カンが没するはずの1227年に西夏の反乱が起きる。西夏の反乱軍には健吾と同じようにタイムスリップしてきていた20世紀の軍隊が加わっていた。20世紀の軍人である反乱軍の将軍は戦車や拳銃といった20世紀の兵器を使って13世紀世界の支配を目論んでいた。
どうにか反乱軍を滅ぼした健吾は歴史上より消えるため姿を消し、死亡したことになった。リッショウもまた、自分の天命を全うするためにフビライの下を去ることになる。リッショウが故国に日本へ向かう船には、死んだこととなったジンギス・カン=健吾の姿があった。(ここまで『王狼伝』)
Wikipedia参照
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