UTOPIA 最後の世界大戦
作品の良い点
- 藤子・F・不二雄、藤子不二雄A両名の単行本デビュー作で、かつ唯一の描下し作品
- 手塚治虫の影響が強く出ているが、デビュー作の内容としては非常に良く出来ていて面白い
- まんが道で、原稿の端々が見れる
- 様々な人たちの尽力があって、完全復刻版としてやっと多くの人達に日の目を観る事ができた
- 作品の零の空間は21エモンにも登場
- 他作品でもこの本のことがネタとして取り上げられてる場面が多い
作者:藤子不二雄 |
出版社:鶴書房 |
掲載雑誌:未掲載の完全書き下ろし作品。手塚治虫の紹介で単行本化。
テレビ東京系列の番組「開運!なんでも鑑定団」の2010年8月10日放送分において鶴書房版が300万円の鑑定額となる。2000年代において手塚治虫の「新宝島」(育英出版の初版)と共に日本で最も(相場が)高い単行本とされている。
Wikipedia参照
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発売年:1953年連載終了 |
巻数(全巻):全1巻(単巻) |
ジャンル:軍事・ミリタリー・戦記, 近未来, 戦争 |
あらすじ:
20XX年、第三次世界大戦は終わりに近づき、A国軍はS連邦の首都マスクワへ総攻撃に移る。追い詰められたS連邦は最終兵器「氷素(ひょうそ)爆弾」をA国に投下する計画を立てた。氷爆の発明者は兵器としての使用を頑なに拒むが、軍部は強行する。一方A国は実験台として戦争反対罪の死刑囚の男を氷爆のシェルターに閉じ込めようとする。このシェルターの中に放射線を当てれば、氷爆の脅威から逃れられるというものである。だが、そこへ見せしめに連れて来られた死刑囚の息子である少年も、シェルターに飛び込んでしまう。A国軍部は敵襲を甘く見ており、この実験をあてにはしていなかったが、ついに氷爆は投下され、街も人々も一瞬で凍り付いた。皮肉にもシェルターの実験は成功し、中で生き残った少年の父は人間の愚かさをあざ笑った。
Wikipedia参照
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